2011/12/17

冬はつとめて

は、つとめて。
の降りたるはいふべきにもあらず。
のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、火など急ぎ熾して、炭もて渡るも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりて、わろし。


清少納言 枕草子 より




個人的には冬は、乾燥するし寒いし、あまり好きではないのですが
冬の雰囲気はとても大好きです。
枕草子にもあるように、特に明け方の、
凛とした無を醸す空気を吸うと、
体の中が、改められる気が致します。


そうは、いっても寒いし、
部屋には、一切暖房器具を置けない体質でございまして、
冬とは困難な試練のときでもあります。


そんな冬にこっそりと何かをこしらえて
次のうららかな春に備えていくことが
素敵ではありませんか、
そう思う次第でおります。

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