2001.09.11
私は、中学1年生でした。
二学期が始まって間もない時期で、もう寝ようかとしていたのですが
母が、食い入るようにテレビを眺めていたので、私も加わると
NYのでっかいビルから 煙が上がっていました。
何が起こっているのか、わからないまま、
もう一方のビルに向かって飛行機が突っ込んで来ました。
それから二つのビルが潰れ無くなるまで、テレビの前にいましたが
それが、現実なのか夢なのか、全く分からないまま
大きな恐怖にうちひしがれていたのを
今でも鮮明に覚えています。
2011.09.11
あれから10年。
命が奪われ、命を奪う10年間が過ぎていったように感じています。
あくまでも、私は第三者としての思いを綴っていきます。
誰が悪いのか、誰を誰が憎んでいるのか
それすらも、もう分かりません。
テロが 起因である戦争は、
今、何のために続いているのでしょうか。
あの日、亡くなった3000人近くの方も
この十年、戦争やテロで亡くなった14万人弱の方も
みんな、被害者ではないでしょうか。
世界にバランスをもたらすのは
結局絶対的力の存在であると思ってきました。
力の拡散は、相手に自信や増長をもたらし
自らにとっての脅威となり得るという、考えは、一つの正論であると
今でも考えています。
しかし、時代はいつか終わりを迎える如く、
そんな時代は、終わりにさしかかっています。
何が、世界に大きなバランスをもたらすのでしょうか。
それとも、また私たちは闘わなければならないのでしょうか。
愛が殺意にすり替わる、その恐ろしい瞬間に
流れに身を任せることなく
本当の強さを、内に抱き
今までの自分を越えていかなければ、
そんな、節目の10年になりました。
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